私はワイヤー矯正の経験者です。中学生の頃に4本の抜歯とワイヤーの痛みに耐え、綺麗な口元を手にしました。

その経験がきっかけで、東京歯科大学で矯正学を専攻した後、最新のマウスピース矯正を専門とするためにアメリカへ留学しました。
クリニックを開業する前から、いち早くマウスピース（インビザライン）矯正を導入し現在まで多くの患者さんの治療にあたってきました。近年はマウスピース矯正に関する講義を行うことも増えています。

このマウスピース矯正はワイヤー矯正に比べて痛みが少なく、口腔内スキャナーで手軽に作製できるため、一般歯科でも広く採用されています。
しかし実際には、患者さんの歯並びは千差万別で、治療計画となる歯の動かし方はすべて異なります。

だからこそ問診、患者さんとのコミュニケーション、適切な治療計画と調整が非常に重要となってきます。

ネット上では、「安く早い」「簡単に歯が動く」「歯を抜く場合は向かない」「治りにくい」などの様々な情報を目にしますが、実際にはどこまで治していくのか、歯の状態、ドクターの経験値によって変わってきますので、矯正を検討されている方は矯正を専門的にやられているドクターや、矯正医が常勤されているクリニックへ相談されることをお勧めします。

安易に始めてしまうと、ドクターを変えたくなった場合に引き継いで行うのが難しいのが矯正治療だからです。結果的に治療費用も余計にかかってしまうことがよくあります。

日本においても歯や歯並びに対する意識の高まりは目覚ましいものがありますが、未だアメリカの方が、意識・最新技術ともにレベルが高いのが現状です。

当院では日本のみならず海外からの高水準な技術を安全に導入し、日本の歯科学の発展に貢献し、患者の治療に活かしたいと考えています。